焦らず食生活の改善を(IKさん)

恭子式マクロの基礎前期を終了にあたって

          

@    恭子式マクロにたどりつくまで

・20代の独身時代に沖正弘先生の「ヨガと玄米菜食」に出会いました。体重は減り、体調はよかったのですが、顔から痩せていく私は周りの人から、病気ではないか?と心配され、また、ヨガは私にとっては楽しいものではなく、心が暗くなってしまうものでした。

・30代の子育て期には友人の紹介で「あなたと健康社」東城百合子先生の「玄米菜食」に

出会いました。「あなたと健康」という冊子を毎月購読し、東城先生が師と仰ぐ、常岡一郎先生を知り、その教えに感銘を受け、今でも、生きる指針にしています。

この頃の私は働きながらの子育てで、玄米までは炊きませんでしたが、胚芽米、甘いもの禁止、野菜中心、洗濯はせっけん。忙しいなか、結構がんばっていました。

   でも、子どもが小学生高学年になってくると、駄菓子やジュースなども友達と同じように

   ほしがるし、せっけんでの洗濯では体操着なども黄ばみます。

   夫には「母親としてすごく頑張っているのはわかるけど、あまりに完全主義だと子どもがのびのびできないよ!もうすこし、ゆとりを持ったら?」と。実家の母にも「孫に甘い菓子をあげないで!」ときつく言ったようです。

   玄米菜食を勧めてくれた友人も私と同時期に挫折していました。

    50代、子ども二人はそれぞれの道を歩みはじめました。私の仕事はますます忙しくなり、

  外食や出来たものを買って帰る生活が続くようになりましたが、夫は「たいへんな思いをし

  て食事を作って、イライラするより、毎日外食でもかまわないよ!」と。

  永年、二人で子育ても家事もしてきた夫に支えられ、仕事を続けましたが、激務が続き、  また、最悪の人間関係もあり、ストレスが増し、手足にできものができ、痒みで掻きむしるようになってしまいました。夫も成人病の指摘が多くなってしまいました。

  周りでは癌による死亡、鬱病の人が多くなり、「このままでは自分がだめになってしまう。大切な夫も失いたくない!もう一度、ゆっくり自分の生活を見直そう」と、三十数年働いた職場の退職を決意しました。

    自分の健康と家族の健康を守るにはどうしたらよいか?と考えた時に、新聞折込で「介護指圧教室」の案内をみつけ、受講しました。

毎週、実家の母に指圧をし、実践を積みました。そこで手ごたえを感じ、一生学んで行こうと思いました。

    自分の健康に関してはスポーツジムで「太極拳」「気功」「ラテン風ダンス」をして、楽しみつつ、体調管理に努めています。

    マクロビオティックに出会ったのは指圧教室の受講生に、熱心に勧められたからです。

  教室をインターネットで検索するうち、恭子式マクロの教室に行き着きました。

  今まで、挫折を繰り返しているので、「とにかく挑戦してみよう!」「良い方向への一歩を再度踏み出そう!」と思いました。 

 

A    基礎前期を受講して

・「二週間に一度の教室が待ち遠しい」とは正直言えず、重い気持ちで伺うのですが、

 お料理を習い、先生のお話を伺うと、心も軽くなり、「やっぱり来てよかった!」と思うのです。とにかく、休まず通うこと。が当面の目標です。

・玄米を炊いて食べているとほかの副食を意識せず食べていても、体重が少し落ちます。

 私の食生活ではあれこれ欲張らず、「黒豆入り玄米」と「普通の玄米」を炊く回数を一回でも多くすること。風邪をひいた時などは「玄米クリーム」を作ること。私はミキサーでどろどろにせず、そのまま食べます。(うわずみだけでもいいし、そのまま食べるもよしとの先生のお言葉でしたので。)を努力したいと思います。

・「五目豆は市販の煮てある豆を使ってもいいわよ」「レンコンボール、家族用にはひき肉いれてもいいわよ」「甘いもの食べたいなら、玄米食べてからならいいわよ」先生のありがたいお言葉。「最終的には先生のレシピどおり」を目標に、無理せず、自分の生活に取り入れていきたいと思います。

・先生の講義の中で特に印象に残ったのが、「気」に関するお話です。

 受講生ひとりひとりのために祈ってくださっている。(気を送ってくださっている?)

 「玄米クリームがどれ位保存できるか?」「各家庭で違う。先生の家は良い気が集まっているので、長く保存できる。」

 受講生仲間が「教室に行くだけで、体の調子が良くなる。」と言っていました。

B現在そしてこれからの私

・挫折を繰り返している私はマクロビオティックにのめり込むことができず、体の変化も顕著に感じることはできない状況です。

相変わらず、私の体の痒みはあるし、夫も薬を飲んでいます。でも、まあまあ幸せの毎日で、焦らず、食生活の改善に努めていきたいと思っています。

・今、夢中になっているのは「太極拳」「気功」です。西洋的運動との違いを実感しています。

「体中がぱあーっと温かくなり、気が体の隅々までいきわたるような心地よさ」があります。

ラテン音楽に合わせての西洋的運動も楽しいので、和洋折衷で続けていきたいと思っています。私自身のストレス解消法です。

・家族の健康を守るための方法のひとつは「指圧」です。気持ちよいので、喜んで受け入れてくれます。週に一度、実家の母に指圧。その後、父(認知症で施設に入所)に会い行き、マッサージ。夫には週2回程度、出勤前に簡単な指圧。が日課になっています。「指圧」一生かけて究めていきたいです。

そして、もうひとつは「恭子式マクロ」です。周りにいる人に無理なく受け入れてもらえるように、食生活を変えていきたいです。それには私自身が実践して変わらないといけないですね!

・「体の健康ほどほど、心の健康ほどほど、自分の回りの人もほどほどに幸せ!」をめざしていきます。

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その後、基礎科後期を修了して、自主的にまた、レポートを提出してくださいました。

 以下、そのレポートです。

         恭子式マクロ本科を一時休会にあたって

                              平成233

先生から学んだこと

@ 「今、自分でできることはここまで」と線引きできるように

「できるだけのことをして、あとはごめんなさい!」個人面談の時、先生にアドバイスされた言葉でした。頼まれると「いや」と言えない(負けず嫌い?嫌と言いたくない?)「してもらうより、してあげるほうが好き」とい言う性格で、仕事も生活も行き詰っていたように思います。

  「精一杯のことをして、あとは天に任せること」が習慣づき、日々の生活がすっきりしました。

 

A               日々節約を心がけるように

   気がつけば、電気を消していたり、古着を雑巾がわりに使ったりしています。

 

B  臨機応変、応用ができるように

  「レシピとは違うけど、今日はこの材料を使います。」と先生。え? と思うこと、度々でしたが、「結構合うんですねー」

   ここには書けませんが、私も料理で気転がきくようになりました。

   料理以外では、東日本大地震で停電の際、「庭の太陽電池式電灯四本が使える!」とひらめきました。

昼間のうちに、エネルギーを蓄え、必要に応じて、スイッチを入れて使う。我が家にあった懐中電灯は娘と息子に回しました。

 

振り返って

   基礎科当初、なんで通うのが苦痛だったのかな?と。

  「きびしくも、暖かい先生に注意を受ける」のが苦痛というより、

  「バーゲンがにがて!」「おいしいものを食べるためにお店に並ぶのがにがて!」

  「競争で物を取り合うのがにがて!」の私にとって、初対面のたくさんの生徒の中で自分の居場所がみつからず、とまどっていたように思います。

 

   基礎科後期あたりから、親しい人もできて、本科では「先生もやさしく」?

   人数もゆったりして、楽しく教室に通うことができました。

 

   不出来な私は相変わらず、食生活を大して改めもせず、せいぜい玄米を炊く回数を増やすことぐらいです。

   でも、料理にごぼう・にんじん・しょうが・青菜・豆類・味噌などの食材が確実に増えました。飲み物はどくだみ茶と柿の葉茶が我が家の定番です。

 

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恭子からひと言

この方は、私の教室にいらっしゃる前から、自然食の知識があり、なかなか素直に感動、感謝、取り入れることが難しいご様子でした。水泳でも、はじめから、首を出して泳ぐ泳法の平泳ぎができていた人は、なかなか、水泳教室で習う顔をつける平泳ぎの習得が難しいです。むしろ、かなづちで全く泳げない人のほうが習得は早いように、自然食の知識がなまじある方は、なかなか、身体の改善が遅いようです。今までに同じ様な方達がいました。なんでも分かっていてできる方だったので、ご自分では気が付いていないのですが、自己防御も強かったのです。でも、教室入会以前に比べて、少しでも「マシ」になっていただければ嬉しいと、私はひそかに祈っていました。時間をかけて少しずつ分かってきてくださったようです